近い将来に支払う必要のある賞与、もしくは退職金といった給与に関する費用は、当期負担として負債に計上することができます。
このときの今期の負債とする費用のことを引当金といいます。当然ですが、将来に支払う必要のある費用をどんなものでも、引当金繰入として、今期の負担として計上するということは不可能です。もしもそんなことを許してしまったら、利益操作を行ってしまいます。
引当金というものが存在する目的としては、まだ支払いを済ませていない段階であっても、それに関連して発生する金額を、前もって今期分として計上しておくことで、適切な利益計算を可能にするということなのです。
ですから、引当金の計上というものを行うことは、正しくしっかりと財務諸表を作成していく中でも必要となってきます。
このように計上される引当金は、非常に多くの種類が存在しています。たとえば、売掛金であったり、受取手形を回収することに行き詰ってしまってはいけませんから、それに対してあらかじめ設定しておく貸倒引当金というものや、将来に機械などのメンテナンスをする必要が出てくる場合に対しての修繕引当金というものもあります。
また、将来的に支払う必要の出てくる賞与に対してあらかじめ設定しておく賞与引当金などがあります。 そして引当金は、賃借対照表の中では負債として計上するタイプの引当金である負債性引当金というものと、資産の部にマイナスとして計上するタイプの評価性引当金というものがあります。しかし、ほとんどの引当金は負債として計上しますが、貸倒引当金の場合であればそれは評価性引当金として計上します。
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